2015年7月14・15日 群馬県桐生市「絹関連施設」訪問日程
富岡製糸場が世界遺産となり注目されている群馬県は、日本の生糸の40%を生産し、60%を製糸しています。桐生市は、日本を代表する絹織物の産地であり、製糸、撚糸、染織、縫製など、繊維に関する様々な技術が集積しています。シルク談話会は、桐生市の絹関連施設を、全国の絹関連産業の方々にご紹介することで、新しい絹需要の創世が出来るのではないかと考えています。
今回、会員企業様様より、群馬県桐生市の会員企業様及び桐生市の絹関連企業様への訪問をコーディネートするご要望がありました。また、第4回シルク談話会へご参加頂きました企業様よりも、桐生の絹関連企業様訪問をコーディネートするご要望がありました。
シルク談話会といたしましても、桐生市を中心とした絹関連施設を全国の絹産業関係者・ご研究者にご紹介したいと考えておりましたので、視察ご希望の皆さまをご案内しながら、記録画像を作成することに致しました。
訪問プランニング及び当日のご案内/桐生市有志企業様。シルク談話会事務局広報。
14日 AM 9:00 東京チームは群馬県前橋市河原浜町にてカイコの上蔟見学。
11:15 相老駅にて、京都チームと合流集合
11:20 株式会社アート様 訪問・工場見学
シルクタンパク質の原液の製造・販売
基礎化粧品の企画・製造・販売
特許取得加工:綿布、紙布、ポリエステル、レーヨン、ナイロン、
アクリルへ、シルク蛋白質・セリシン及びフィイブロインの付与。
〒376-0011 群馬県桐生市相生町2丁目620
PM12:10 有限会社 塚田ミシン商会様 訪問
クレープゲージ、キルトスペシャルLD-5、縫製・刺繍・特殊飾り
ミシン等の販売修理など全国的に知られています。
〒376-0041 群馬県桐生市川内町3丁目207−7
13:00 昼食
14:00 群馬県繊維工業試験場
〒376-0011 群馬県桐生市相生町5丁目46−1
15:00 工房「風花」様(当会会員企業様)を訪問、工房では、織り、
座繰り、草木染めの講習をしておられます。
・工房「風花」で回転整経によって、好きな色を並べる感覚ですぐ
織り始められ、5~6時間でストールが織れる手織り機を見学。
この織機は、絹に触れて織り、すぐ身につけられることから、
身近な養蚕へ注目し、絹の普及へ繋がる可能性があり、小学校中
学年・中・高・大学などの部活、シルバー施設の生き甲斐企画な
どを通じての地域興しが考えられます。
工房では、地域の教育機関や作業所などを永年指導しておられ、
その実際がうかがえます。
・木製糸巻き(LEDをいれると「あかり」にもなります)に、座繰
りで糸を巻く作業は、行程が1時間程度なので、教育機関や地域興
し講座などの活動材料になりやすいと思います。
〒376-0053群馬県桐生市東久方町1-1-55
16:00「アトリエきよみ」様訪問
「現代の名工」しゅう作家、大澤紀代美様のアトリエ
〒376-0052群馬県桐生市天神町2丁目
17:30 さくらや。桐生でつくられる匠の逸品(繊維製品)の買える店。
〒376-0031 群馬県桐生市本町5丁目58
18:30 ホテルチェックイン
19:00 桐生市の絹関連企業、町興しの方々と「わいわい会食」。
21:30 ホテルへ
15日 AM 8:30 ホテル出発。前夜お集まり頂いた方々にご関係の処などを訪問。
9:10 広幅 ドビー織機の大竹織物
八丁ヤーン株式会社の糸で広幅お召しを織っておられます。
10:10 合資会社後藤織物様 (帯)→桐生織・桐生絞
現存する木造の鋸屋根工場のほか繭蔵、織物倉庫など、織物生産
のシステムがそのまま見られ、織りの実際が見られます。
〒376-0034群馬県桐生市東1-11-35
11:00 森秀織物株式会社様訪問 織物参考館「紫」及び工場の見学
「紫」には、織物の歴史が解る、古い染織技術、文化の発展、足跡
を物語る貴重な資料1200点余りが展示されていて、古い時代の
桐生お召しも見られます。
八丁ヤーン株式会社様の糸、再興されたお召しも見られます。
〒376-0034 群馬県桐生市東4丁目2番24号
PM12:00 昼食
13:30 本染工房様訪問
天然染色(本染)の名匠・故 竹澤要次郎氏の工房。現在は、
長女・新倉彩子氏によりその貴重な技術が継承され、従来の草
木染めでは得られない、高い「染色堅牢性」を実現しています。
〒376-0601 群馬県桐生市梅田町4丁目388
14:30 桐生織塾様訪問 織りのコレクション。 塾長 新井求美様
帯から着物の生地まで、幅広く手掛ける桐生織物の伝統を支え
る「桐生織塾」は、桐生市の中心街から桐生川を北に3キロほど
さかのぼった山間の静かな場所「梅田の里」にあります。
いろりの残る古い大きな民家を桐生市が借り上げ、織物に関
わる人たちのネットワークの拠点となるように、1990年3月、
物作りの専門家の集まりとして会員70名で発足しました。
「織の文化」を間近で見て、触れて、学べる場所です。
塾長のお父上、イッセイ三宅氏を世界にプロデュースしたテキ
スタイルプランナー「新井 淳一氏」の作品は、前日参ります
「さくらや」さんで買えます。
〒376-0601 群馬県桐生市梅田町1丁目802
*15日の午後は、梅田の里に参りますので、当初予定して
おりました桐生織物会館(桐生織物協同組合)への訪問は
入らないかもしれません。した。